flaming star nebula IC405という少し暗めの星雲をQHY5III-178Mで試し撮りしてみました。ギリギリまでレベルをストレッチすると薄っすら星雲が浮かび上がってくる、けれどギザギザのノイズみたいなのが目立つようになるようです。おそらくQHY5III-178Mに使われてるセンサー自体は、この暗めの星雲の光を検出する能力があるんだろうと思う。ダークの枚数を増やせば、もっとノイズが減るのか実験してみないと。この画像は、ダーク60枚で校正している。もっとgainを落として撮るとノイズが減るのかとかもやってみたいし。後、Halphaのフィルター使うと、どんな感じなのかとかも確認してみたい。それか、もっと枚数を増やすべきなのか?別の望遠鏡で撮るとギザギザが出ないのか、とかも。何らかの方法で冷却すればノイズが減るのかとかも確認してみたい。
Orion ST80 on LX200ACF8gps, QHY5III-178M, gain 30, 10s per frame, unguided, 585frames stacked
まー、一応星雲が浮かび上がったので、成功ということで。これ本当に難しくて古いカメラだと星雲がいくらやっても出てこなかった。このくらい、暗いのが撮れると撮影対象が増えるから、撮影してる場所と自分が持ってるカメラでどのくらいの等級まで撮れるのか知ることは、とても重要だと思う。このくらい暗いと、本当に目的の天体を写してるのか最後の画像処理でレベル調整するまで分からないので、plate solvingが正しく動作して座標を同期してくれてること頼みになります。多分、何回も同じものを撮影して慣れてくると明るい星の写り方で、ここにある筈だというのが分かるようになるとは思うんだけどね。plate solvingがないと滅茶苦茶導入が難しい、暗い天体って。ぱっと見で、そこにあるかどうか分からないし。running man nebulaくらいだと10秒を10枚くらいsharpcapのlivestackで重ねたものをgimpでストレッチしてやると薄っすらと浮かび上がるので確認がまだ楽なんだけど。
こういうギザギザが気に入らない人は、もっと性能のいい高額のカメラを買って、どんどん深みにハマっていくんだろうな。
これは、ゲイン20で一枚20秒
Orion ST80 on LX200ACF8gps, QHY5III-178M, gain 20, 20s per frame, unguided, 473frames stacked