天体画像の校正の仕方について詳しく説明しているサイトがあったのでリンクを貼っておきます(YouTubeの動画もついてるし 全部英語だけどね)。まだやったことがないので、私からの説明は省略(語れるほど詳しくない。 やらないといけないと思ってるけど、校正するほど良い画像が撮れた事がない)。
https://nightskypix.com/calibration-frames/
日本語のサイトにも幾つかあるので上と合わせて読むと理解が深まるかもしれません。
これとか
http://ryutao.main.jp/tips_basic.html
英語のやつの、ざっくりとした内容は、How do you use calibration frames?から、校正用に撮ったバイアス、ダーク、フラット等の使い方を、それ以前で、バイアス、ダーク、フラット等の撮り方を説明している(図には、ほぼsubtractionで、フラットだけdivisionと書いてある)。初心者は、こういうのを知らなくてつまずくんだよね。私もそのうちの一人だし。いかにも面倒くさそうに見えるし。実際には、ほんの少し手間をかけるだけみたいだけど。でも、15年?くらい前に始めた時は、こんなに簡単に検索してこの手の情報みつけられたかな?YouTube動画もたくさんあるし。Deep Sky Stackerでバイアス、ダーク、フラットの画像を指定しておくと自動的に補正をかけてくれるみたいだし)
英語のやつの説明では、
1)バイアス、一番短い露出時間でレンズに蓋(望遠鏡に蓋をする)をして画像を取得(本画像を撮った時と同じゲインで)。(cmosカメラの場合、バイアスは使わない方がいいらしい。じゃないと長時間露出した時に出るamp glowという物をダークで校正出来ないという事)
2)ダーク、本画像を撮ったのと同じ露出時間(と同じ温度)でバイアスと同様レンズに蓋(望遠鏡に蓋)をして画像を取得。(cmosカメラの場合、撮影時とダーク取得時のセンサーの温度を完全に一致させないとamp glowを完全に消せないようです。こういうのも頭に入れておいてカメラを選ぶといいのかも?当然高くなるけどね)
3)フラット、望遠鏡に白いTシャツを被せて、均一な光源(日暮れ、夜明けの空とか、フラット要のLEDパネルとか、ラップトップに白い壁紙をつけてとか、いろいろ)に向けて画像を取得。決まった露出時間はないと書いてある。ヒストグラムが1/2になるように(2/5と書いてる人もいる)とは説明してあるけど(本画像を撮った時と同じフォーカスで撮るはず(同じ光学パスでと、何処かに書いてあったと思う)なので、望遠鏡+カメラ+フォーカスの設定をいじらないように)。これがないと周辺減光(vignetting?)の補正が出来ないらしい。。減光を避けるなら、屈折望遠鏡で小さなチップ幅のカメラを使えばいいのかも?でも、レンズが汚れてると、その部分で減光するので補正が必要なはずだし。
日本語でフラット画像の撮り方を説明したページがあった http://ryutao.main.jp/tips_howto5.html
4)ダークフラット、フラットと同じ露出時間とゲインでダーク画像を取得(フラットを補正するためのダーク画像)。
と、なっています。つまり、フラット以外は全部蓋をした状態で画像を取得することになる(フラットが一番難易度が高いという事)。
ダークとフラットの撮り方を説明してるサイトって多いけど、使い方まで説明してるサイトってあまり見かけないよね何故か?読み手がある程度、撮った後の画像処理を知ってる前提(またはソフトが指定しておくと自動的に処理してくれる前提)で書いてるからなんだろうと思うけど。初心者が読んでる前提で書いて欲しいよね。
具体的な手順が分かったらサンプルファイルを公開できる形にして別記事を書いてみたいと思う。多分、DeespSkyStackerの中で画像の種類を指定して自動的に本画像に校正処理がされるのではないかと想像してるけど。
普通のDSLRカメラと三脚(もちろん追尾機能も無し)でオリオン座大星雲(馬頭星雲も写っている)を撮影するというYouTube動画を見てたら、DeepSkyStackerで校正用の画像をどう使うか説明していたので、これも参考になるかもしれない。日本語の字幕もついてるし、使った機材へのリンクも概要欄に貼ってあるので最初から見てもかなり参考になると思う。2秒の露出時間の画像を何百枚も重ねてるんだけど、これと同じ方法を使えばAlt/Azのマウント(ドブソニアンとかも)でも良質な天体写真が撮れそうな気がする。端が重ねられなくて、おかしくなるから、かなりクロップしないとダメだとは思うけど。
DeepSkyStacker以外でフリーで使えるのにSiril(Windows以外でも使える)というのがあるらしい。
私の当面の目標はフラット画像をきちんと撮れて減光補正が出来る事かな? フラット画像ぽいレイヤーマスクを作ってgimpで消すって方法もあるよね、多分。除算モードで被せれば、いい筈だし。