2022年1月6日木曜日

無料で使えそうな極軸合わせのツール

 無料で使えそうな極軸合わせのツールが10年以上前と比べて増えてるのに、驚きました。

1.NINA(Nighttime Imaging 'N' Astronomy)で使われているDARV

このNINAってやつ惜しいことに私が持っている古いカメラ(Orion Starshoot Autoguider 及びStartshoot Pro)に対応していないけど、Canon EOS D1000がASCOM DSLRドライバーを通して使えるので、試してみようと思っている。DARVもドリフト方みたいに北極星側が見えてなくても出来る方法みたいです(plate solvingが使える事が前提みたいだけど)。DARVってAPTにも使われてるけど、あれ無料じゃないし。

NINAにプラグインってやつがあって3point alignmentとかいうやつも使えるらしいんだけど、私が使っているstable バージョン1.10HF3ではプラグインのタブが無くて使えないようです(version 2.0 Betaだと使えるようです。 しかも古いカメラ(Orion starshoot pro 52084)が使えるようになってた、32bitの方で試したら。)。これも北極星側が見えなくても、いいやつらしいし。新バージョンだと、このプラグインが使える代わりに、1.10HF3であったPolar Align用のアイコンが無くなっているみたいです。

2.PHD2 guidingには、3種類の方法が用意されている。うち二つは、北極星側がある程度見えてることが条件みたいだけど。Calibration無しで、出来る方法がPolar Drift Alignなので、おそらくこれを最初にやった方が、いいんだと思う。で、北極星から遠いところにある星でCalibrationが成功したら、Static Polar Alignをやればいいんじゃないかな?Drift Alignは、時間がかかるから本当は一番使いたくない方法だよね。でも北極星側が全然見えない場合は、使わざるを得ない方法ですが。それだったら、NINAのDARV方を最初に試した方がいいと思うし。

Polemasterとか便利な物が売ってるけど、極軸合わせにしか使えないカメラとアダプターをわざわざ、$300弱出して買うのも嫌だなと思っているので、多分買わないと思う。ぎりぎり北極星が見える場所に望遠鏡置いてるから最悪使えないかもしれないし。

今のところ第一候補はNINA2.0ベータ版のthree point alignmentみたいだね、plate solvingが使えるなら、これが一番簡単そう私が望遠鏡置いてる場所だと。第二候補がNINA1.10HF3のDARV方。で一番使いたくないのがドリフト方かな(とにかく時間がかかる)。

three point alignment一応出来たんだけど、本当に合ってるかどうかは謎。先ずオートモードで、上手くいかなかった。RA軸周りに次の測定ポイントに行くんだけど、マウントが十分動いてないって警告が出てた(telescope move rateていうのを手で入力するようになって、これがあってなかったんだな、多分。そんなの自動で設定してくれ、何故ここだけ手入力?それかslew rateを設定出来なかったのか?Meade GenericっていうASCOMドライバーに問題がありそう。Autostar497って、度数でslew rate設定出来ないんだよね。シリアルポートからのRコマンドで一番速いslew rate,二番目に速いslew rate,一番遅いslew rate,二番目に遅いslew rateしか設定出来ない、しかもこの4つのslew rateの意味が機種によって違うし LXD55とLX90だと全然意味が違う)。 仕方ないので、マニュアルモードでRA軸10度回転しろという指示が出るのを待ってRA軸の目盛りを見ながらハンドコントローラーで10度回転させるという事をしたら警告が出なかったので一応出来てたんだと思う(これは手で回してもいいらしい 手動の赤道儀でも出来るってことだね plate solvingが使えないとダメだけどね結局)。ただ、このあとphd2 guidingのpolar drift alignで見たら、まだ結構ずれてたんだよね。three point alignment何回も繰り返した方がいいのか?60秒露出しても星が流れてるように見えなかったので、かなりいい所まで合ってるんだとは思うんだけど。gotoの精度も上がったみたい。sharpcapでのplate solving and resyncでもズレが零点幾つと表示されてたし。あとNINAのプラグインで使った設定って保存出来ないみたいだよね、毎回一番最初の設定が出てくるし。プラグインのページで初期の設定を決めておくみたいだね、でもその日使った設定は、ここに保存されないんだね。初期設定を変えられるのが分かっただけでもいいか。Autostarのシリアルポートのコマンドで、

:SwN#
Set maximum slew rate to N degrees per second. N is the range (2..8)
ていうのがあるから、これを使ってないといけない筈なんだけど、ソースコードみた限りじゃ何処にも使われていない。だからオートモードだと、上手くいかないんだと思うけど。three point allignmentのプラグインの設定にAxis move timeout factorというのがあるので、これを大きくしてもslew rateが小さく設定されてる問題を回避出来るような気がする(最初の値が2なので4とか6にするとオートモードでslewする為の時間をもっと長くとるんだと思う)。デフォルトの値2で、Meade Genericでオートモードで動くようになっている、2.0Beta30だと。但し、私のLXD55では逆方向にslewしたけど。Direction EastがONになってるのに、東じゃなくて西向きにslewした。LX200ACF 8 gpsだと、こんな事は起こらなかったんだけど。ただ、本当に同じ2.0Betaを使っていたか自信が無い。もう一度2.0Beta30で確認しないと。LXD55のfirmwareにバグがあってslewする方向が逆だとphd2のガイディングも上手くいかない筈だし。後でMeade GenericのTrace logを確認してみれば分かるのか。MoveAxisに送られてきたrateの値がマイナスになってる筈なんだよね、Direction EastをOFFにしたから、LXD55でthree point alignmentをテストしてた時。やはりマイナスの値だった。LX200ACF8 gpsでテストしてた時は、プラスの値だったし。LXD55のfirmwareがおかしいのかもしれない。シリアルポートコマンドのMeとMwに対する動作がLX200ACF8gpsと真逆だって事だし。

linuxで使えるINDIってやつのEKOSってのにもplate solvingを使った極軸合わせのツールがついてるみたいだよね。これも使えるかどうか確認してみないと。NINAのthree point alignmentにそっくりなんだけどさ。どっちかが、流用したのかな?これのマウントドライバーのソースが公開されてると嬉しいんだけど、参考に出来るから。

LX200ACF8 with gpsとMeade GenericでNINA2.0Betaのthree point alignmentを試したらオートモードで、ちゃんと使えました。telescope move rate 3/secで確認した。ずいぶん前にドリフト方で極軸合わせしてから、方向は殆どずれてなくて高さが少し変わっていただけだった、three point alignmentの結果を信用するとだけど。

L-Extreme フィルターを使ってみた

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