オリオン座のM42以外の星雲を幾つか撮ってみました(初挑戦)。LXD55ガイドがうまくいかないんだけど、20秒のを200枚重ねてみたら、まーいいんじゃないかな?みたいには撮れました(拡大すると潰れてると思うけど 一応校正もしたし)。形ちゃんと出てるみたいだし。これ、LRGBフィルター使って撮ろうと思ったら大変だよなと思ったけど、そのうち挑戦してみたい。あとカメラを簡単に回転させるアクセサリーも欲しいんだよね構図をきめられるように、今差し込んだ状態でそのまま撮ってるだけだし。
running man nebula(Sh2-279) Meade LXD55 SN6+QHY5III-178M gain30, 20s per frame, unguided, 200 frames stacked
これは10秒400枚
flame nebula(NGC2024)Meade LXD55 SN6+QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 400 frames stacked
二つともgimpでトーンカーブとレベルを調整してあるだけ(画像処理で暗いところに集まってるデータを滅茶苦茶ストレッチしないと、こういう風には見えない)。
白黒でも撮れるんだからフィルターいろいろ変えても撮れるとは思ってるんだけど、どうなんだろう?先ず一つのフィルター毎に何枚撮ればいいのかとか探さないといけないし、フィルター変える度にフォーカス合わせ直すとか、フラット画像撮るとか、凄く時間と手間がかかるのは分かってるんだけど。
感度がいいカメラでフォーカスが合ってると明るい星に激しくキラキラがつくみたいです。オリオン座は、楽しいよね、面白い形の星雲がたくさんあって。
LXD55はガイドが上手くいかないので、こんな感じで10秒くらいのを400枚とか重ねてしばらく使ってみよう。QHY5III-178Mかなり使える、ガイド用のカメラとかで使うのは、もったいない。これで暫く修行して自信がついたら、もう少しいいカメラを買おう。
Deep Sky Stackerによる校正+重ねる処理も内蔵のm.2 ssdとほんの少し速い11世代corei3でやってるけど思ったより速く終わるし。これ10何年前のだと、もっと時間かかるんだと思う、最悪1時間以上とか。それに無料で使えるソフトが、こんなにあったのか怪しいし。plate solvingで簡単に撮影したい天体を導入出来て、感度がいいカメラで画像のダウンロード速度も滅茶苦茶速いし、撮影後の画像の校正の仕方、その後の画像処理も、いろんな人が説明してくれてるから、こういう事を始めたい人には、いい時期なのかもしれない。私が、これは大変だと思って放り投げた、いろんな事が今解消されてるから。極軸合わせとかも、NINAのthree point alignment使うと30分から1時間くらいで終わるし、昔ドリフト方でやってた時間を返して欲しいとは思うよね、こんなに簡単だと。
馬頭星雲も撮影してみた。 使ってる夜にOrion star blast 4.5だと反射望遠鏡にあるcomaってのが出てるのかなと思ったんだけど(それかcolimtionに失敗?アイピースを締め付けるネジの加減でカメラの中心が狂っていたのが原因のようです で、たぶん大きくcolimationがずれてるんだな、おそらく この望遠鏡は撮影用には使えない)、既に始めたあとで他に使いたい望遠鏡をセットアップするのが面倒だったので、そのまま使った。ちゃんと形が出てるので、いいことにしておこう。ただ、この4.5はもう使わないな多分。鏡筒短くしないと、フォーカス長に余裕が無くてcoma correctorとかfilter wheelも挟めないみたいだし。1.25インチのフォーカサー用のcoma correctorとか売ってないし、2インチのフォーカサーに付け替えるような手間もお金もかけたく無いしね(そういう事も知らない時になんとなく買ってしまったやつだし)。10秒400枚重ねて、ちゃんと形が出るということを確認出来たということで。この星雲、校正してたくさん重ねた上で思い切りストレッチしないと馬の頭が浮かび上がってこなかった。導入で正しい場所を指してるのか本当に不安になる天体です。NGC2023っていうのも一緒に写ってるみたいですね(狙っていたわけではないけど、FOVに入っていた)。
horsehead nebula LXD55 + Orion star blast 4.5 +QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 400 frames stacked
running man nebula(Sh2-279) Meade LXD55+Orion star blast 4.5+QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 400 frames stacked
QHY5III-178M自体は、結構使えるカメラなんだっていうのが分かったのが収穫です(手持ちの4.5の反射式望遠鏡は撮影には向かないって分かったのも)。手頃な値段の小さな屈折望遠鏡を探して試してみたいし。
安い80mmの屈折式望遠鏡で撮影した馬頭星雲
horsehead nebula, Orion ST80 on LX200ACF8gps + QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 400 frames stacked
running man nebula + M42 + M43, Orion ST80 on LX200ACF8gps + QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 600 frames stacked
horsehead nebula, Orion ST80 on LX200ACF8gps + QHY5III-178M gain20, 20s per frame, unguided, 385 frames stacked
おまけ(オリオン座ではない) 試し撮りしただけのもの。これだけ明るいM45のキラキラしてる星の周りに浮かび上がるボヤっとしたガスみたいなのも、きちんと最後までストレッチしないと出てきません。画像処理も見た目を決めるので、とても重要です。
M45 Meade LXD55+Orion star blast 4.5+QHY5III-178M gain30, 10s per frame, unguided, 400 frames stacked