初めてHydrogen-alphaフィルターを使ってみたんだけど、一番ゲインを強くしても、1枚10秒くらいだとflaming star nebulaに使っても、とても暗い感じでしか映らない。1枚60秒くらいでやっと星雲の形が浮かび上がって来るみたいな感じ。今度こそ、ガイドして長時間露出しないと駄目な様です。今回は、H-αフィルターを使った時のゲインと最小の適正露出時間を探してる最中で試し撮りで全部ガイド無しでやってみたけど。いまだに、phd2 guidingの設定が出来てないのもあるし。
1枚120秒の物を重ねたもの。右上で光が漏れてるように見えるのは、おそらくセンサーのせい(120秒で露出するまで、こういうのが出るとは気づかなかった。。。。amp glowとかいうやつらしい)。それらしく、撮れてるので一応成功、星雲の形がはっきり出てるし。
flaming star nebula, OrionST80 on LX200ACF8gps,QHY5III-178M,gain50,offset10,unguided,120s per frame,H-alpha filter,45frames stacked
Sonyの178というセンサーが、こういうのも検出できると分かったのが今回の大きな収穫。これで暗めの星雲がH-αを使えば私のいる場所からでも撮れる事が、はっきり確認出来たので撮影対象が格段に広がった。もう少しこれで撮影して経験値を上げて、少し高めのカメラに挑戦してみたいと思う。
こちらは、ガイドしたもの。露出時間は同じく1枚120秒、87枚重ねたもの。
flaming star nebula, OrionST80 on LX200ACF8gps,QHY5III-178M,gain50,offset200,guided,120s per frame, H-alpha filter,87frames stacked
3時間以上ガイドしてphd2 guidingの赤い線が殆ど動いてなかったので、上手くガイド出来てるんだと思う。
遠目で見るとそんなに違いは、分からないね、ガイド無しでも有りでも。
ただ、ガイドして撮るという課題はクリア出来た。phd2の中の赤い線も殆どずれてなかったし。
amp glow消えないね、一応ダークで校正してるんだけど。amp glowが出ないように使うしかないのか?
いろいろ調べてみたら、バイアスを使わずに校正するとかなり消えると書いてあったので、やってみたら確かに目立たなくなった(まだ不自然な横線が走ってるのが分かるけどね)。
cmosカメラの場合バイアスいらないんだ、なるほど。それにバイアス使わない方がザラザラ感が減ってるし。
もっといい望遠鏡が良いのかって考えてみたけど、画質の差もよく分かってないし、取り敢えず手持ちので、いいんではないかと思ってる。EDガラスっていうのとフィールドフラットナーが付いてると良いらしいってのは知ってるけど、滅茶苦茶高いんだよね。お金つぎ込むとキリがないし。
こちらは、上と同じ元画像群を使ってASTAPで重ねてみたもの 上下逆さまになってるけど、やはりamp glowの横線が完全には消えてないね。。。(今度は下の方に横切ってるのが分かる)
Hydrogen-Alphaフィルターを使う利点は、60秒くらいの露出ですぐに、そこに星雲があるって分かること。馬頭星雲とか、あっという間に浮かび上がったし。
monkey head nebula, OrionST80 on LX200ACF8gps,QHY5III-178M,gain50,offset50,unguided,60s per frame,H-alpha filter,100frames stacked
horse head nebula, OrionST80 on LX200ACF8gps,QHY5III-178M,gain50,offset50,unguided,60s per frame,H-alpha filter,100frames stacked