2011年9月4日日曜日

チルアワーズ(chill hours)についての考察再び

電力会社PG&Eのオンラインのツールには月間の電力消費量をグラフでみせてくれるツールがありますが、これにディグリーデイズを一緒に表示するオプションがあります。ディグリーデイズとは、基本温度65Fから平均温度で何度低かったか、高かったでヒーティングディグリーデイズ(65Fより低いと値がプラスで月間の積算値がグラフ上に表示される 暖房を使いがちな時期ほど大きくなる)とクーリングディグリーデイズ(65Fより高いと値がプラスで月間の積算値がグラフ上に表示される 冷房を使いがちな時期ほど大きくなる)を計算するもの。これを使って、チルアワーを推定できないか考えてみました。

1.このあたりでの、最高気温と最低気温の幅は冬の季節には、だいたい16Fあります(平均温度から±8F)。
2.1日の約12時間が平均気温より低いと想定(このうち半分が-4F以下とする)
(この仮定は住んでいる地域で異なるので自分なりにアレンジしてみて下さい)

これを使うと、ヒーティングディグリーデイズのグラフ上の積算値(65Fをベース)が400だと、1日平均で65Fから13F低かったことになり、52F以下だった時間が、月間で360時間程度あったと推定される(そのうち180時間が48F以下)。52Fの時間は、ユタモデルでは、1/2時間として数え、48Fの時間は1時間、60Fの時間は0として数えるので、月間で270時間程度(またはそれ以上)のチルアワーが積算されたことが推定されます。この推定方法でいくと、ヒーティングディグリーデイズのグラフ上の積算値が400以上の月が2ヶ月続いていれば、その場所でのチルアワーが600時間近くあることが推定できます(ユタモデルを使った時の)。

フレモントの私が住んでいる地域では、冬にヒーティングディグリーデイズのグラフ上の積算値が400以上の月が2ヶ月続くのでチルアワーズが600時間程度の果樹までならば収穫を期待できることが分かります(日照条件が悪い建物に囲まれた庭では、冬の間太陽の位置が低くて日光がかなり遮断されるはずなので、もう100時間くらい加算してもいいかも(?))。

これは、あくまでも参考の計算方法なので必ずこのとうりには、ならない場合が多い(電力会社の表示しているヒーティングディグリーデイズがどのくらい正確なのかも不明です)。あくまでも目安として使ってみてください。

DegreeDaysを住んでる近くのウェザーステーションから計算してくれるサイト(degreedays.netとか)もあるみたいですが、どこを使うかでものすごいばらつきがあるようです。。。(特にこの辺は海岸よりか、離れているかで大きく違うみたい)正確に知りたい人はウェザーステーションを買って自分の裏庭に設置するしかないかな?(笑)

ディグリーデイズを使わなくても、月間の平均気温、最高気温の平均、最低気温の平均が各月について分かっていれば、チルアワーをある程度推定可能。

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...