2012年4月4日水曜日

ぶどうの花芽はついたのだけれども

今年になって、やっと葡萄(トンプソンシードレス、コンコルドの二種類)に花芽がついたのですが、つき方が変(?)で困っています。
1)去年植えたばかりのコンコルド(種あり 苗木で$6.50くらいだった)で葉っぱが虫にかじられて生育が悪かったはずなのに、4つも花芽がついてしまった。このまま実を育ててしまうと、親木が死んでしまうような気がするので、全部取り除く予定。
(ナメクジ、カタツムリを一生懸命駆除したおかげか、今年は食害がかなり減った)


2)もう4年近く育てて、大きくなったトンプソンシードレス(アメリカで一番一般的な種無し品種(スーパーで買うと特売の時に1ポンド99¢くらいで売られている(3房くらい入って$3~$4かな?) 苗木で$4.00くらいだった))に、やっと1つだけ花芽らしきものを確認(分かりにくいですが中央から少しだけ左下の粒状のものが花芽っぽい)。

つるを育てすぎると、花芽がつきにくいということなのか?トンプソンシードレスは、今年伸びている花芽がついてない枝に来年新鞘が出てもっと花芽をつけるのかな(1つでもついたということは、来年以降期待できそう)?買った時は、少し大きめの割り箸くらいの苗木でしたが、今は一番太いところが円周で5cm弱、高さで2m以上になっています。花芽がついた枝は、4年目の枝から出た新鞘のようです(枝分かれの回数を下から数えたら4つだった)。

もう少しわかり易い花芽が下のほうについたので画像を追加しました(去年伸びた枝から今年でた新鞘ではないようにみえる?)。
地味な開花ですが、一応画像を追加(5月24日に確認 背景のトゲつきの枝はブラックベリー(先端が土にもぐりこんで、勝手に株が増えてしまいました・・))



ぶどうの場合、親木が充実しすぎると花芽がつきにくいのかもしれない?
トンプソンシードレスとコンコルドの苗木を植えるのに3年くらい空いているのだけど、$2も値上がりしていたのは痛かった・・(こちらでは、ぶどうのベアルートの苗木って、果樹の中では一番安いのです (ポット植えで売られているのは、もっとしますが)種類に関係なく同じ価格で販売しているところが多い(ぶどうも苗木のうちは、種類に関わらずみんな同じ価値というのが、こちらの人の価値観なのでしょう))

今年花芽をつけた枝と、花芽をつけなかった新しい枝に印をつけておく作業をしておくと、来年以降役に立つかもしれない(色違いのひもを結んでおくとか)?

結局うまく実が膨らんだのは2房だけでした(高い位置で日がよく当るのが早く膨らんだ つるを上に誘引して日照条件を改善した効果があったのかも?)。
8月下旬に実が緑から黄色がかった緑に変わったので収穫して試食してみました。意外に甘くてにおいしかったので、来年もっと生ることを期待♪(完熟近くまで待つとやはり甘くなるようです お店で買えるのってレイズンにできないようなできそこないのが生食用に出回っているような気がする?)少し酸味が強いのが好きな人は1粒か2粒黄色がかったところで収穫すると、ちょうどいいかもしれない?ぶどうの風味は摘み立てから24時間経過すると消えてしまうらしいので、収穫したその日のうちに食べるのが理想のようです(摘みたてとお店で売っているのでは、少しですがおいしさが違うような気がする)。


レイズン作りのマニュアル(RAISIN PRODUCTION MANUAL by ANR)というのを読んでいたら、前年度にできた混合芽に光がたくさん当るかそうでないかで、花になるか巻きひげになるかが決まるというようなことを書いてありました(水をやりすぎると葉が大きくなって陰が増えるので次の年の花芽が減るみたいなことが書いてあった トンプソンシードレスの場合)。全部英語ですが興味のある人は読んでみるとおもしろいかも(専門用語も出てくるので農業英語を勉強している人にはおもしろいかもしれない)?$40もするので、深く知りたくない人には高い買い物かもしれません(実はカリフォルニアの干しブドウ農家のためのマニュアルです)。

雨が降り出して土が軟らかくなったので、生育のよくないコンコルドを掘り出してみたら粘土層の夏の間は固いところに根が広がっていました。たぶん乾燥して土が固い時期に根がうまく育てないから大きくなれなかったのかな(?)。ダンボール箱に園芸用の土をたくさんいれて(こうすると盛り土が簡単にできる 根が張ると崩れにくくなるし 底がボロボロになるので下に伸びる根の邪魔もしないハズ)植え替えてみました。来年大きくなることに期待。根の生育が悪かったから木が小さいにも関わらず花芽をたくさんつけてしまったのかも?植えたときに粘土層だと気がついてればよかったのですが、衝動買いしてしまった苗は早く植えないといけないと、あせっているので場所をよく確認しないこと(しかもいい土が不足してたりする)が多くなるようです・・

2013年の6月に撮ったトンプソンシードレスの幼果

2013年の8月に撮ったトンプソンシードレスの実(そろそろ食べ頃?今年は、たくさん生った)

下の方についた花芽が膨らんでも、日の当りが好くないと黒いカビがついてしまうようなので、早目に落としてしまった方がいいようです。
摘み立てのブドウは、おいしいような気がする。トンプソンシードレスって、昔食べたことのあるマスカットっぽい風味がある(?)1日おいてしまうと、風味が抜けるようです。2013年の裏庭のブドウは、大変おいしかった♪

こちらは、2014年8月前半に収穫したトンプソンシードレス(花が、たくさん咲いても面倒くさい人は、放って置くと、ちょうど良いくらい受粉してくれる(つまり人間が手を入れない限り、実が生り過ぎて枯れるということは無いようです))

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...