2022年12月8日木曜日

フラット補正用の画像って、カメラや望遠鏡の表面の汚れを確認するのに使えるんじゃないか?

 フラット補正用の画像って、カメラや望遠鏡の表面の汚れを確認するのに使えるんじゃないか?と、最近撮影後の画像処理に失敗した時に思ったんだけど。Sirilの中でphotmetric color calibrationできない画像があったんだけど、そこらじゅう穴が空いてるような画像でフラット補正に失敗してるように見えるものでした。

これが、その時にDSSが作ったマスターフラット画像(SirilのHistogram表示で強調されるようにしている)。この時は、滅茶苦茶埃がカメラのセンサー窓についていたみたいです。





で、こちらが、カメラのセンサー窓とか望遠鏡のレンズとかから、できるだけ埃を取り除いて撮ったフラット画像からDSSが作ったマスターフラット画像(同じくHistogram表示のもの)



全然違うから、撮影する夜は、あらかじめ昼間フラット画像を撮影して、規格があった適当なLight画像を使ってDSSに処理させるとマスターフラット画像ができるから、それで汚れが極端にひどくないかを確認しておくと、いいと思う、時間がある人はだけど。撮影する時と、ほぼ同じ焦点距離であることってのが前提になるのかな?じゃないと出来る画像がかなり変わってくるはずだし。でも汚れてると減光は起こるはずだから問題はないのかな?

2種類の望遠鏡と2種類のカメラで撮ったマスターフラット画像を比べれば、どこに汚れが付着している可能性があるか比較的簡単に割り出すことが出来ると思う。
カメラを回転して同じ模様が現れるようだったら、センサー窓の汚れ由来で、形が変わるようならフィルターか望遠鏡のレンズについてる汚れ由来の減光だと思う。

同じ設定でカメラを180度回転したもの。
どこが、フィルターから望遠鏡由来で、カメラのセンサー窓由来からの減光か、一目瞭然ですね。但し、Sirilで画像ファイルを開けてHistogram viewで見ないと、ここまではっきりとは判別がつかない。

普段からカメラやレンズ表面を綺麗にしてる自信がある人は、こんなことやらなくてもいいと思うけどね。


こういうことを知らなくてもフラット補正って、なんとなく出来る時は出来てしまうんだっていうのが怖い所なのかな?でも、汚れを意識してやると更にいいということだね。

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