2月の初旬に注文していたZWO EAFが、やっと届いたので(時期が悪かったのか6週間以上かかった 人気商品だから仕方ないんだろうけど 注文したショップのウェブサイトには14から28日で入荷するって書いてあったので、表記に偽りありだなって思ったけど)、さっそくAstro-Tech AT60EDに取り付けてみました。
1.coarse側のfocus knobを外す
フォーカスノブを外すために、ノブを取り付けている2つのネジにアクセス出来る様に穴を塞いでいるだけのネジを外す。ZWO EAFに付属しているhex wrenchの小さい方がちょうど合っていたので、これを使った。
空いた穴にhex wrenchを差し込んで、ノブを回していると、ネジが2つある筈なので、これを緩めてノブを外す(何故知っているかというとcloudy nightsでそういうスレッドが立っていたのを読んでたから)。
2.couplerを取り付ける
ZWO EAFに付属している5-6mmのカプラーが丁度いいみたいなので、これを使ってEAFのモーターの軸とフォーカサーの軸を接続。ここでもEAFに付属してきた小さい方のhex wrenchが使えた。
3.bracketを取り付ける
EAFを取り付けたのと反対側のフォーカスノブの上にある穴を塞いでいるだけのネジを外し、1で外したネジ穴とこの二つを使いブラケットを取り付けEAFを固定しました。EAFに付属している4つのネジ(M4なのかな?)と大きい方のhex wrenchが使えた。
ブラケットがもう少し長くて溝があと少し幅があれば余裕があるんだけどギリギリでも少し足りないから、EAFを少し傾けてつけないといけなかった(スペーサーを挟めば丁度よくなるのかも?それかカプラーをもっと押し込むか?)。flexible couplerだから多分大丈夫なんだと思うけど。それか別のネジ穴を使うべきなのか?でも、そうすると付属のネジだけだとダメみたいなんだよね。カプラーを押し込んでフォーカスノブを外した穴の上から締め付けると、上手く取り付けることが出来ました(マニュアルにもそういう感じの絵が載ってた 良く読めば良かった。。)。

一応ハンドコントローラーでフォーカスチューブが動くのが確認出来たので、そのうちNINAでauto focus出来るかどうかを確認してみたい、と思っている。
2022年4月の半ばの天気がいい夜にNINA Nighttime Imaging 'N' AstronomyのAuto Focusで動作することも確認出来ました。(地平線に近くなると、上手く動作しなかった。街灯とかの影響??)
Astro-Tech AT60EDは、多分ZWO EAFを簡単に取り付けられる部類の望遠鏡なんだと思う。付属のブラケットとネジが、こんなに上手く合うことって5、6割くらいなんじゃないかな?他のでも試してみて、上手くいったらそのうち載せます。
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MeadeのSN6にも一応つけられそうだけど、まだうまく固定されてなくて剛性が足りてないのか逆回転する時に少し捻れてバックラッシュ的な事が起こる、それにフォーカサーが固くて凄く力がかかってる様にも見える。これでは使わない方がいいのかもしれない。付属のcouplerでは口径が足りないのが分かっていたので5-9mmのを別に購入していた。couplerのネジが長過ぎてブラケットに当たってしまうので短いのに交換もしたし。フォーカスノブは、これは捻って外すタイプで、ブラケットに当たってしまうので両方とも外した。これは、ブラケットが短い方がいい場合だよね。ブラケットをフォーカサーに取り付けるネジの規格はM3なのかな?flexible couplerが捻れない様にネジの位置を調整するのが大変だった、SN6では。
フォーカスチューブの可動部のネジ(長い歯切りをした板(ラック)をチューブに固定してるネジ)が上と下と2つ緩んでいてバックラッシュ的な物が生じていたので締め直したけど、これあんまりいいフォーカサーじゃないんだなと再度思ったけど。もっといいのに付け替えるべきなのか?AT60EDに比べてラックの幅が狭いから、チューブを動かすのにもっと力がいるんだね、これ。

SN6で、もう少し取り付け方を工夫してみたので画像を貼り付けておきます。このオリジナルのフォーカサーはピニオンラックを押さえつけてる4つのネジを締め付け過ぎると回すのに力がいるみたいで、最初EAFで動かせなかった(原因が分からなくて悩んだ)。適度に緩めると、そんなに力が要らなくなるみたいでハンドコントローラーからは動かせるようになった(4つのネジに均等に力が入っていなかったのかも?)。プラスチックの板(古いカセットテープのケースの板を2枚重ねた物 (ある程度剛性が必要なので重ねた))をフォーカサーへ4つのM3ネジで固定して(スペーサーとしてワッシャーを6つ入れた)、その板にM4のネジを裏からつけてナット二つでブラケットを固定している。NINA 2.0RC3でauto focusが動作する事を確認した。こういうプラスチックの板も削って加工するより3dプリンターを使えば、簡単に作れるような気はする、持ってる人はだけど。
プラスチックの板を間接的に挟むという取り付け方は、他のフォーカサーでも使える筈なのでEAFについてくるブラケットは穴の位置が合わないからといって変に加工しない方がいいと思う。加工してしまうと、その望遠鏡でしかブラケットが使えなくなってしまう恐れがある。
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LX200ACF8”にもZWO EAFを取り付けてみました。使ったのは、EAF-MLXACFという、3dプリンターで作ったと書いてあった$28のブラケットです。
1.フォーカスノブを外す

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2.ブラケットを取り付ける(向きが3方向で選べるんだけど、どの方向がいいのかが良くわからなかった)
3.カプラーを取り付ける
これでEAFを取り付けたら終わりです。
一つ懸念材料は、おそらく紫外線で劣化するタイプの樹脂を使ってるんじゃないかな、という事。直射日光に晒さなければ相当もつとは思うけどね。
Auto focusの実験を何度もやってみたんだけど、ACF8だとなんかうまくいかないね。もうお手上げ状態です。鏡筒がおかしくなってるのか、主鏡を移動してauto focusするのに無理があるのか?focus settle timeも4秒くらい入れてサンプルも3個とかにしてみたんだけど全然ダメ。これだとハンドコントローラーで焦点合わせした方がまだ楽。領域を制限するのをやってないから、それを試してダメだったら、これでauto focusは使えないな。
屈折式望遠鏡がauto focusの導入は簡単みたいだよね、ここまでの経験だと。
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Astrotech AT102EDというのにもEAFを取り付けてみました。AT60EDみたいにカプラー(5-6mm)が、スポッとフォーカスノブを外した時の穴にはまらないんだけど、ギリでつけられてちゃんとauto focusは使えた。ただ102EDは、星が若干青っぽくなるみたいで、画像処理に自信がある人以外は使わない方がいいと思う(安いだけの理由がある様です)。OrionのST80程ひどくはないんだけどね(EDだけど、滅茶苦茶EDではない?様な)。ブラケットは、フォーカスロック用のネジがあった場所と、その反対側の穴を塞いでいるだけのネジを外すと、簡単に取り付けられる(AT60EDとほぼ同じだけど、ブラケットの取り付けが溝幅ギリギリでないところが違う)。
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今回EAFを取り付けた経験で分かったのは、3種類のバックラッシュが生じる可能性があることで、EAF自体から来るもの、フォーカサーの構造から生じるもの、EAFの固定方法に問題がある場合に生じるもの、となります。
NINAでバックラッシュを測るやり方がYoutubeの動画にあったので、取り敢えずこれの真似をしてみよう。
EAFの設定のダイアログボックスで調べてみたら、AT60EDではバックラッシュが20ステップくらいあるのが分かりました(逆回転させる時に20ステップおいて動き出す)。INとOUTと両方20ステップくらいみたい私のでは。これをきちんと設定してないとauto focusが上手く動かないらしいし。