2009年10月31日土曜日

ピアノの練習

足掛け20年近くピアノが弾けるようになろうと努力していますが、いまだに初心者の域を出ません。一番最初に難しかったのは、楽譜を読むことで、特に左手のヘ音記号で書かれた楽譜を読むのにすごく時間がかかりました。最近、自分に合った教則本をみつけて、簡単な曲なら練習すれば、なんとか弾ける(?)ようになりました。使っているのは、ALFRED'S BASIC ADULT ALL-IN-ONE PIANO COURSE Level1から始めるのですが、1は曲が易しすぎて弾いてるぶんにはあまりおもしろくなく、2でやっと少しおもしろい曲がたくさん(でも、楽譜的には、そんなに弾くのが大変でない曲が)登場します。(この本のいいところは、どの指で弾くかが、はっきり書いてあるところとCDがついているところです)簡単な曲でも、右手と左手の音が重なりあって、厚みのある音色がでるのが、ピアノの不思議なところです。仕組み的に言うと、これくらい簡単に(鍵盤をたたくだけで)複雑な音が出せる楽器は、少ないと思う。(管楽器とかは、先ず音を共鳴させる事ができるようになる段階で苦労します)

私の場合、いまのところエンジニア的な方法で曲を分解して覚えるようにしています(divide and conquerといって、どんなに難しくみえるものでも、部分部分は単純なはずだから、1つ1つ問題を解決していくという、エンジニアの哲学みたいなもの)。まずメロディー(殆どの場合、右手のパート)を16小節ほど覚える。次に同じ部分の伴奏(殆どの場合、左手のパート)を同じく16小節ほど覚える。更に、メロディーラインを口ずさみながら先ほど覚えた伴奏を練習して、最後に右手と左手のパーツをくっつける、みたいな方法で練習しています。(楽譜をさっと見て弾けてしまう人には、笑っちゃうような方法ですが。。)

片手で弾いたときでも滑らかに弾けない時には、各小節の初めで正しい指から入っているかを確認してみましょう。最初は1小節、次に2小節続けてというふうに分解すると難しいと思っていたところも弾けるようになるはずです。このように苦労して覚える人は、それにみあった本当に弾きたい曲を選ぶことが大切だと思う(そんなに好きでもない、指使いの難しい譜面を選ぶと、どんどんピアノが嫌いになります・・)。

左手と右手のパーツを合わせた時に難しいのは、メロディーと伴奏のリズムがずれている時で、ブラームスの子守唄みたいな、簡単な曲でも、とても難しく感じますが、長く練習していると、なんとか弾けるようになります。どうしてもできないときは、両手が同期してる場所、右手だけ動いているところ、左手だけ動いているところで区切りをつけた線を引いて、演奏するときに、どちらの手が動いているかのイメージをはっきりさせると、私の場合うまくできるように、なるみたいです。(両手(1,2)、両手(3,4)、左(5)、右(6)、左(7)、右(8)みたいに ダンスの振り付けみたいですが、あらかじめどちらの手が動く(打鍵する)か体で覚えていると、リズムがとりやすくなります(あくまでも、私の場合。。) (オリジナルの楽譜に書き込むをするのは、もったいないのでコピーを使います))伴奏のリズムの取り方が難しいとき(簡単なアルペジオだったリズムが突然変わったりしたときなど)は、1度音楽ソフトで打ち込んでリズムの確認をしたりします(ドラムとか両手の打楽器の得意な人って意外と簡単にピアノが弾けるようになるのかもしれない?)。

超初心者の人が一番勘違いしやすいのは、右と左の脳で別々のことを右手と左手にさせないと思ってしまうことかな?そうではなくて、右手と左手をどう調和させて順番に動かすかを曲の一番小さい単位の音符の長さでしっかり理解して練習することだと思う。なので譜面に書かれている音符の位置がとても重要です(左と右のパートの音符が同じ位置にあるか、半拍ずれているかでは全然意味が違う)。ビデオゲームをしている時にキャラクターに感情移入していると、いつ右手を動かして左手を動かしてなんてことは考えてなくて自然に両手を調和させて動かしているのと同じような感覚かもしれない?ビデオゲーム好きの人は、ピアノをボタンの数が多いゲーム機のようなものと捉えるととっつき易いかもしれない。指が届かないから弾けないと言い訳をして練習しないのもよくない(押さえられないなら、省いてもいい音を探すとそれなりに聞こえるようになる 曲の雰囲気だけ味わいたい人は、これでいいと思う(親指と小指が1オクターブ離れてる中にさらに2つも音が入っているような難しい和音を使っているのは編曲した人の都合で弾く人の都合ではないので適当にごまかせばいいし))。

もっているのは音楽キーボードで、20年くらい前に買ったカシオのVZ1でいまだに使っています(音がいまいちなので、外部のMIDI音源を使っている)。買った理由は、MIDI IN/OUTがついているキーボードで当時一番安かったから。(たしか、ヤマハのDX7という有名なキーボードの製造が終わってた頃) MIDI IF付というと高くて、おまけにATARI STという68000を積んだパソコンにMIDI IFがついていて音楽関係者に良く売れていた(アメリカとかヨーロッパでね(日本では、この機種はあまり知名度がなかった))というような時代でした(お金持ちは、マッキントッシュを持っていた(あの頃日本では、キャノン販売という悪徳商社が、マッキントッシュの独占販売をしていて、マックの値段を原価の3倍近くに引き上げていて、とても貧乏人には買える時代ではありませんでした(よくある、輸入品に値段を上乗せして売るという方法))) いまでは、$200以下で音楽キーボードなんて売っていて、昔と比べると笑っちゃうくらい値段が安いし、デスクトップPCも$400くらいで買えてしまうし。。。USB付の音楽編集用のハード(シーケンサー)にソフト込みで$150位で売っていて、昔と比べると信じられないくらい値段が安い(ちなみに私が持っているのは、PresonusのAudioBoxUSB 昔スタインバーグのソフトって単体でものすごい値段がしたのに、いまではこんなものに、機能制限付ですが、ついてきます。。その気になれば、オリジナル曲も作れるというもの これに付いてくるCubaseLE4日本語も通すので使い易い(インストール時に日本語を選択すると、日本語環境用にローカライズされた設定でインストールしてくれ、日本語のマニュアルもひっぱってきます(紙じゃなくて全部PDFですが。。) 楽器を少しでも弾けると、この手の音楽録音編集ソフトが使い易くなるので、小さいうちに笛とかギターとかピアノを習っておくといいと思う(理想的には、和音がでる楽器が良いと思う)))。ミューズスコアのように無料の楽譜作成ソフトとかも結構使えるようです。

ピアノを安く手に入れたい人は、PennySaverという、時々タダでポストに入ってる情報誌を良く探すと、古いピアノを処分したがっている人とかがいて、格安($100~$500くらい)でピアノが買えたりします。(音質は値段だけしかしないので、そのつもりで あと、運送は自分でなんとかすること(ピアノを運んでくれる専門の業者もいますが、場合によってはピアノの値段より、運送費の方が高くつくことがある。。 けれど、新品のピアノに数千ドル払うより確実に安いハズです))

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...