2011年10月6日木曜日

スティーブジョブズについて少し

スティーブジョブズ氏が亡くなられて、氏をもちあげている人ばかりなので少しうがった意見を書いてみようかと思います(すごい人だと賛辞を並べるのは簡単ですが、そういうのばかり読んでて飽きてる人もいるでしょうし)。
1.マッキントッシュ マッキントッシュに採用されたマウスといういまではPCで当たり前のように使われている入力デバイスは、彼が発明したものではない。当時においてその価値を理解していたという点で、ある意味すぐれた人であるということができると思います。日本では、マウス付きのマックを過大評価する人が多くて、商社が暴利をむさぼっていました(キャノン販売のゼロワンショップ(後にマックの独占販売で訴えられる)とかいうのが幅をきかせていた。。)。1台50万円以上(当時のお金でだから、今のお金に換算すると100万以上することになります。。昔の商社は円高差益で還元なんてことをせずに詐欺まがいのことをやっていた(古い円での価格設定で円高になればなるほど利益があがるというやり方 ) この状況はいまの日本マクドナルドの社長の原田氏が日本アップルに就任するまで続いた)して、とても貧乏人が買えるものでは、ありませんでした(どちらかというとオフィス機器という位置づけで販売していた)。しかも、アップルの製品は、たびたびバージョンアップがあって、ハードに互換性がなくなるというのが、普通でした(これが嫌だった人たちは、IBMPC互換機というものにはしりました バスの規格さえ、あっていればカードで機能を追加できるということは当時の貧乏人には、とても魅力的でした(それもバスの規格の更新と新しいCPUに対応したマザーボードへの更新についていけなくなった時点で、魅力的なものではなくなりましたが・・))。AppleIIという独自のパソコンを育てていたことと、マウスとの出会いがこの人のそれからの進む道を決めてしまったとも言えるような気がします(他社が86系で作っていたのに、モトローラの68000系を使ってたっていうところも、すごいですよね Macでの成功に至るまで、Lisa(たしか、これがマウス付きパソコンの元祖で、すげー高かった!(昔ですが中古のLisaが欲しくて、本気で探したことがある(笑)))で失敗してるしね)。
2.iなんとかいう、手前にiという商品をやたら作って、少し使いやすく、おしゃれにして、マーケティングを上手にやった、商売上手の人というふうに、みることもできます(”iなんとかn”っていうふうに商品名を少しずつ変えて、新しい物が出たという風に消費者を誘導するのが上手だった iPhoneなんて4まで来てるし(笑))。
 1)iPODだって、いままで似たような音楽プレイヤーがなかったわけではなくて、商業ベースでの音楽配信とか、パソコン本体との接続とかの仕組みをきちんと整備して、使いやすくしたという意味では大きな貢献があった(音楽配信といえば違法で摘発されたナップスターの方が先にやっていて有名だったような気がする(?))。
 2)iPADだって、タッチパッド式のパソコンはたくさん出ていましたがなぜかみんなマーケティングが下手糞で、ユーザーのことをよく考えていなかった。(これも、3番か4番煎じなんだけど、何故かマーケティングが良くて売れたような気がします iPADの場合、値段設定と機能の兼ね合いが、ばっちり決まったような気がする ニュートンでの失敗の敵討ちをしたとういう、ところかもしれません(?))
どっちにしろ、ユーザーが使い易いと思うもの(プラスおしゃれなもの(?))を提供するために、今まであるものを改良してプラスアルファの価値を付加した製品を開発して、コンピュター産業にたくさんの雇用をもたらしてくれた偉い人には変わりは、ありません(大きな仕組みを世の中に広めるために、自分の知名度を最大限に生かせた人だと、いうこともできるのかも?(ビルゲイツ氏がこれと同じようなことを言ってますね) 独創的という言葉を使ってもちあげている人にたいしては、少し抵抗があります むしろ他がやっていきわたらなかった仕組みを自分の知名度を生かして広めた人(もちろん改良してだけどね)という見方が正しいのではないか?(それもマックでの成功があったからですが))。LISAとかニュートンの失敗に学ぶべきところが、たくさんあったのではないかな(?)、と思います(自分達が作ってすごいと思うものをユーザーに押し付けるのではなく、ユーザーが使い易い(プラスおしゃれ(?))と思うものを提供するという姿勢にかわったのかも(?) 商品名にiをつけだしたのは、1人称のI(つまりユーザー)で、先ずユーザーありきなんだという、自戒の意味もあったのかもしれない(?))。

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...