2010年11月14日日曜日

秋に黄砂って?

日本のニュースを見ていると黄砂が降っていると天気予報で言ってました。黄砂って春のものじゃなかったんだっけ?なんでも、アメリカでは、1930年代頃にブラックサンデーで代表されるものすごい砂嵐(ダストストーム)がしばらく(何年も)続いて長い間雨が降らなかった時期があったそうです(炭鉱夫がかかる粉塵でおこる肺の病気にかかる人がたくさんいたらしい)。原因は、人間が農地を広げるために、もともとあった草とか木をはがしてしまい、土を抑える力がなくなって砂が巻き上げられていたということが、ずいぶん時間がかかって分かったそうです(で、専門家がどうやったら土が飛んでいかないようになるかということを農家に教えて、やっとおさまったらしい。風よけの木を植えたりとか、土が飛びにくくする耕し方を指導したそうです)。しかも、砂嵐が起きる、太陽の光が反射される、水分が蒸発しにくくなる、雲ができない、雨が降らない、また砂嵐が起きるの悪循環を起こしていたということです(広範囲で砂嵐が起きて、上空での気流の流れが変化していたということで、気流が元に戻るのに、ものすごく時間がかかったということです)。今、これと似たようなことが中国とかアフリカで起きている(これから起こる)可能性がないとは、いえないと思うのは、私だけかな?地球を悩ます問題は、温暖化だけではないのでは。

2012年11月8日追記:
最近のテレビ番組を見ていたら中国の黄土高原(日本の1.5倍の面積)という場所が荒地になってしまったのは、人間が耕地を増やすためなどの理由でもともとあった森の木を切り倒してしまったからだそうです。しかも土質が粒子の細かい大変崩れ易いものだったため砂が飛ぶようになったということ。いまでは、一生懸命元に戻そうとしているらしいです。斜面を崩れないように根が長い草を植えているということ。ということは大昔は黄砂とか飛んでなかったのかしら(少なくとも黄土高原からは飛んでなかったんだと考えられます 黄砂が観測されるようになった時期とか古文書にのってないのかしら?)?アメリカ大陸でもアジア大陸でも似たような事をやっているということですね。結局、自然環境を大きく変えてしまうのは人間が短期間(自然の営みに比べると)で余計なことをするせいかもしれません。黄土高原の緑化が成功したら砂が飛びにくくなるうえに、温暖化防止にも貢献するということなのかもしれません。

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...