1.ワンスターアラインメントで最初の導入をする。(おおまかに)(EQWedgeに載っている状態では、赤道儀特有の変な動きをするので地上の目標物を使ってファインダーを調整するのが難しくなりますが、ファインダーがあってない時に使えるのがスパイラルサーチ、GOTOを押せばスパイラルサーチをしてくれるのでアラインメントスターをみつけられるようになります(もう一度GOTOを押すとスパイラルサーチをやめてくれる) 明るい星をみつけたところでファインダーを調整しなおすこと)
2.フリップミラーの反射側を使って(スルーを使うと上下逆だと思います)
1)天頂近くの明るめの星を十字つきのアイピース(9mm)の中心にいれる
↑(上)に星が動いたらAzimuthの西側のつまみを押し込む
↓(下)に星が動いたらAzimuthの東側のつまみを押し込む
2)東のできるだけ低めの明るめの星を十字つきのアイピース(9mm)の中心にいれる
↑(上)に星が動いたらAltitudeのつまみを押し込む(時計回りで角度を上げる)
↓(下)に星が動いたらAltitudeのつまみを引き出す(反時計回りで角度を下げる)
なお、手順が間違っていても責任はとりませんので、そのつもりで。間違った方向につまみを動かすとドリフトの度合いがとてもヒドクなるので、すぐ分かると思います。(つまみを動かしたら、オートスターでまた星を十字の中心にいれて、動かなくなるまで何度も繰り返すこと)
初めてだったので、すごく時間がかかりましたが慣れればもっと短時間でできそうです。調整がうまくいくと、アイピースで見ている範囲では星が動かなくなるようです(オートトラッキングが正常に動いている限り)。
ドリフトする大きさは、極軸から離れているほど大きくなるようです。それと極軸合わせに成功すると、Sync(Enter2回押すあれです)したあとでの星への位置合わせの精度が上がるようです。
下は、環状星雲M57を1分半ISO1600でSkyGlowフィルターつきでとったものです。
(まだ動いているけど前のよりいいはずです それと背景の暗めの星がハッキリ写っていると思う かわらないかもしれないな?)
ドリフト調整用の星を選ぶツアーを作ってみました。(DEC 0 付近の星を集めただけ)
TITLE "Drift Stars"
AUTO SELECT SAO 145862
AUTO SELECT SAO 124603
AUTO SELECT SAO 122671
AUTO SELECT SAO 121157
AUTO SELECT SAO 126662
AUTO SELECT SAO 110291
AUTO SELECT SAO 110920
AUTO SELECT SAO 132220
AUTO SELECT SAO 115756
AUTO SELECT SAO 138917
#END
上の星をどれか選んで、DEC 0度近辺(Celestial equatorの近く)にきたら、RA軸をハンドコントローラーで動かして、使えそうな明るめの星を探すほうが簡単みたいです。
LXD55 SN6 でも、やってみましたが、同じような方法が使えるみたいです。(Az,Altのつまみが、かたくて微調整するのが大変 + 大昔に買ったLXD55で、ある程度まで調整できたのには、大変驚きました(私としては、初めて、ものすごい精度でLXD55のGOTO機能を使うことができました(極軸合わせ後SYNCを3つの星についておこなって、北極星にGOTOして9mmのアイピースの1/4円内にいれることができました))低価格でこの手の練習をする入門用には、いいかもしれません。あとでCCDイメージングをしたい人は、赤道儀の使い方に慣れるのが必要なので、いいかもしれません。 SN6より、SC8(またはACF8(これはLX200GPS8”と同じOTにロックがついてないものだそうです))の主鏡が動くタイプがフォーカス長に余裕がでて、いろんなものがつけられますが少しだけ値段が高い。ちなみにものすごく時間がかかるので、半永久的に設置できる場所があるのがお勧めです。まごついていると、てっぺんにあった星が、西に動いてしまって、また新しい星を探さないといけなくなります。。。。
LXD55での手順は、OneStarアラインメントをして、反復調整する(PolarisにGOTOしてつまみだけで調整、アライメントスターにGOTOしてハンドコントーラーで位置合わせしてSYNCを繰り返す)。(注意:赤道儀の軸とOTの光軸がぴったり一致していて、ばっちり水平がとれていると、これだけで極軸合わせができるということに、なっているようです)それからドリフト方式で調整しました。ここも参考にしてください。(2段階で調整すると、ドリフト方での高さの調整が殆どいらないみたいです)
LXD55 SN6+DSLRで撮ったM31とM57(フィルターがつけられなかった(フォーカス長が今回の設定だと足らなかった)ので、赤っぽくなったのをカラー調整でごまかしてあります) SN6の場合DSLRカメラをつける時は、アイピース用の延長チューブもはずさないと、フォーカスできません。(というかDSLRカメラをつけられるように一応設計してあるみたいです)
(M31 30秒x6枚 フィルター付 上のよりずいぶん画質がいい筈(おまけで写っているのは、M32とM110だと思う))

ドリフト方は、実際の星の動きと追跡軌道のずれを利用したものみたいです。(赤道儀の軸が極軸より高いか、低いか、西すぎるか、東すぎるかの時の追跡軌道と星の動きで、みかけの星の移動がどういうふうになるか、絵に描いてみると良くわかります)
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