北極星の位置とポーラーアラインメントの仕方が少し分かったので昔うまく使えなかったLXD55のEquatorialマウントの極軸合わせに再び挑戦してみることにしました。
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こちらに詳しく説明してあります)(簡単にいうと極軸上にある無間遠の物体(北極星)はDec軸が90度(極軸に一致している時)の時RAをいくら動かしてもアイピースの中心に見えるということらしい (Declination軸が極軸に近づいたり離れたりするように動く(いわゆる緯度線に沿って動く)のに対して、Right Ascension軸が極軸の周りを回るような動き(いわゆる経線に沿って動く)をするので、Equatorialマウントに慣れてない人には望遠鏡がとても違和感がある動きをする)
1.Autostarのファームウェアをアップデートする Meadeのウェブサイトからファームウェアと更新用のソフトをダウンロードしてケーブルをつなぎAutostarへアップロードする。一度目は、シリアル通信がおかしくなってAutostarの電源を切るように指示がでたので、そのようにしたら、Autostarが立ち上がらなくなって、あせりました。こういう時のために、セーフモード(AutostarではEnterと↓(下のスクロールキー)を電源立ち上げ時に押す、AutostarIIではInitializingというメッセージが出る前に999を入力するというふうに説明してありました)というのが用意されているのが分かったので、これで再びファームウェアをAutostarへアップロードして、めでたく更新に成功しました。(このあと少し馬鹿なことをして、電源供給用のシガレットアダプターの中のヒューズをとばす(望遠鏡がのってない時にカウンターウェイトがついたすごくアンバランスな状態でアラインメントのまねごとをするのはやめましょう ドライブに負担がかかって、とんでもない電流が流れるみたいです。。。。(シガレットアダプターから供給してなかったら、本体が壊れてたかもしれない。。。。))
2.三脚の脚を調整してバブル式の水平器で水平度を調整。
3.Easyアラインメントでポーラーファインダーからのぞいて北極星を真ん中にみえるようにマウントを調整してホームポジションを設定。(RA軸を動かして北極星がほぼ中心から動かないことをアイピースをのぞいて確認)次にAutostarが選んでくれる二つの星を選んで、アイピースの中心にくるように調整。(ここで2つ目の星の位置がよくわからなかったので、適当に押す) 一応、アラインメントが成功したというメッセージがでる。。4.Vegaを選んでGotoを押す。当然近くにはいくが、狙ったところにいかない。RA,Decをキーパッドで調整して無理矢理合わせて、Enterを2回押す。(これで望遠鏡が指している場所とAutostarが指していると思っている星が同期すると書いてあった)(ARVALでは、なにもアラインメントをやらずに、大体のホームポジションをセットしたら、いきなりGOTOを使ってEnter2回で無理矢理同期させている)
5.Jupiterを選んでGotoを押す、一応アイピースの視野の中に木星が現れる。
私としては、昔全然使えなかったことを考えると大成功でした。(これだと多分、長い時間立つとオートトラッキングがずれ始めるのではないかと思います)(
ARVALの説明では、この後Polarisを選んでGOTOを押して北極星に向けたのち、OneStarアラインメントをして精度をあげるとなっている(Polarisに向いているときに、マウントの調整だけ(LatitudeAdjustmentとFineAzimuthControlKnobsだけで)でアイピースの中心に北極星をいれる(RA軸と望遠鏡の光学系の軸が一致していることが前提とある)ことで、軸の精度をあげる らしいOneStarアラインメントが済んだら、PolarisへGOTOで移動し、またマウントの調整だけで中心にいれ、もう1つの星へGOTOで移動し、今度はDec RAキーで中心にいれEnter二回でまた同期させる (これを、低い倍率のアイピースから始めて、だんだん高倍率のアイピースにして何度も繰り返す、ということです) もう少し修行をすると、なんとか精度を上げて使えるようになりそうです。(問題は、どうやって光学系の軸合わせをするかです この辺、水平線レベルだと見通しが悪いし、遠くに高いものといえば北東に少し低めの山があるくらいだし)
街灯の光が少し邪魔になるところで、肉眼でみえるハズの星を探すテクニックを開発しました。やり方は、簡単で両手で小さな円を作って街灯の光を遮断する、です。(これだけで、カシオペア座とか少し暗めの星がずいぶん、見やすくなります(街灯があまり高いところにある場合、効果なしだと思う(真上の星が見えないところでは効果なし(白鳥座が真上にある時に翼の星も見えないところだと、ちょっと。。)))2等級の星が肉眼で見えにくいところでも、オートトラッキングできるようになると、それなりのことができるというのがGOTO式望遠鏡のすごいところ、だと思う でも、最低でも2等級の星が肉眼でみえないとダメだと思う)
考えてみると、昔LXD55を買ったのは、ずいぶん無理があったのだなと思います。天球の知識もなかったし、極軸がどこにあるか分からなかったし。(火星の大接近とかいう言葉に躍らせれて、買ってしまった いきなり、GermanEquatorialマウントは無理ですよね それと倍率を変えるために、いろんなアクセサリーが必要とか全然知らなかったし)やはり、初心者は双眼鏡からステップアップしていくのが正しいと思います。
いまはもうLXD55は販売されていないが、LXD75というのがあります(多分、マウントは同じ(精度がいいのかな?ギアの数が多いとか?))。(55は何か問題が、あったので販売中止したのかな?)