2009年7月18日土曜日

久しぶりに望遠鏡を使ってみました

21時くらいに北斗七星がかっこよく見えていたので久しぶりに望遠鏡LXD55(SN6)を使ってみました。北と東の方角にしか視界(北西から東南東かな?)がとれない設定(自宅の玄関のすぐ前)だったのですが、ワンスターアラインメント(かなりいい加減に)をした後、M13,M92,M57(リングネビュラ),M27(ダンベルネビュラ)などを比較的簡単にみつけることができました(GOTO望遠鏡はすごい!倍率が低いアイピースで視野を広くすると、いい加減にアラインしてても探し易いです(で、見たい物をまんなかに移動したら、倍率の大きなアイピースに変えること 長く置いておくといい加減に調整してるので、だんだんずれていくのですが、さくっと見たい時はこのくらいでいいのかなと思います))。街灯の光がかなり邪魔なので、見るときは手でかこって余計な光を遮断して、やっと光の雲のようなのが見える程度なのですが。。木星を見るのにも今は最適な時期ですね。木星の縞とか、周りの衛星とかが見えるので結構楽しいです。ガリレオより格段に質のいい望遠鏡を使って木星を見ているというのもいい気分?です。

次の日にLX200GPS-8”UHTCACFを同じ場所で使ってみました。やはりLXD55(SN6)より位置合わせの精度がいいことと、リングネビュラとかもすごく見やすいと感じました(LX200だとリングの形がはっきり分かる)。
私みたいな初心者の人がLX200GPSを使うときのコツをいくつか
1.超初心者の人は、あらかじめ使うアイピース(26mmがついてきます)で明るい星を探してフォーカスを合わせ(主鏡をロックしたままフォーカスしないこと)、ファインダースコープを調整しておくことをおすすめします。(これをやっておかないと、いざオートスターに星に合わせろと指令された時にずいぶん慌てます。。)
2.LX200GPSを使う時に曲者なのが、北を探すためについているセンサーで周りに磁気の影響があるところ(あるいは地磁気で探した北が、本当の北(自転軸の北)でないとき)ではとても精度が悪くなります。これを改善するためにやらないといけないのがCalibrateSensorsというメニューです。すっごく時間かけて、自動的に水平調整とか、北の検知をしたあとで、北極星に合わせるように指示がでます。これをやらないと、アライン用に移動して選んでくれた星がファインダースコープの中にも入らないような、ものすごく離れたところを指す時があります。(昼間にTrainDriveをやっておくと、もっと精度があがるようです)
3.もう一つは、BrightestStarというメニューをオフにして、アライン用の星の名前が表示されるようにしておくこと。今の時期だとすごくわかりやすい星を選んでくれます。Arcturusとか夏の三角形の星のうちのどれか、あと北斗七星のひしゃくの持ち手のAlkaidなどですが、これだけ知っておくだけでも名前が表示された時にどれを選べばいいか、すぐピンときます(わからないか、遮られたところを指している場合は、スクロールボタンでスキップすればいいだけ)。
4.もう一つ必需品が、十字がついているアイピース(赤い発行ダイオードで十字の位置を強調してくれるやつ)で、これをちょっと使うだけで、ずいぶん位置合わせの精度が上がるようです。(26mmの視野の広いので中心にいれて、十字つきの高倍率のにかえてあわせる パーフォーカルリングがあれば、アイピースを変えたときにフォーカスを動かさなくてよいので、さらに便利です)
5.前にも書きましたが私のように非力で体力のない人は、ジムズモビルのフィールバーみたいなのが無いと、LX200みたいに重い望遠鏡は動かせません。

メシエオブジェクトだとグロービュラークラスター(球状星団)というタイプのが、割りと明るくて分かりやすいというか、アイピースを覗き込んだ時にすぐピンときます。(M2,M13,M15,M92などすぐわかるはず)あとは、おなじみのリングネビュラ(M57)とダンベルネビュラ(M27)かな(これらはPlanetaryNebula惑星状星雲といわれるものだそうです)?M51もかすかに見えたような気がしたのですが、Galaxy(いわゆる銀河)に分類されるやつは街灯が明るいところでは判別するのが難しいようです(M94は、みえました)。(多分CCDカメラで撮れば形が判別できるんだと思うのですが。。(いっぱいフィルターつけて、画像処理しないと駄目だろうけど))あと1月もすると、M31(アンドロメダ星雲)がみやすい位置に上がってくるので、これもいいかもしれません。

今思うと、8インチまでのお金を出す勇気があったのに、なぜあと$1000上の10インチを選ばなかったんだろうと少し後悔しています。。。($5000以上のものを買う気はなかったのですが ($5000も出すなら車買い換えるよね、普通の人の感覚だと、きっと))

自宅の前で観測するメリットは、
1.機材をすぐ設置できる。
2.いつでも休憩がとれる。
3.機材をすぐに撤収できる。
デメリットは
1.近所の人が寄ってきて質問をする、または奇異な目でみられる。
2.街灯の光がじゃまになる。
3.死角になる方角がたくさんできる。
ですね。

これだけ見えるんだから、屋根裏部屋の観測室があったら半永久的に望遠鏡設置できていいのになーと思っています(東西南北全部に視界が拓けるハズだし、この辺に邪魔になる光って背の低い街灯くらいしかないし)。あとはもっと暗いとこに引っ越すか、でもそれだと危険で不便な地域になるかもしれないしなー。。

L-Extreme フィルターを使ってみた

 Narrow band filterの中でも、かなり有名どころのL-Extreme を使ってみました。1.25 inchの方だけどね。結果は画像にメリハリがあって、フィルターなしで撮影した時のボヤっとした感じが消えて特に画像処理をしなくても画像に切れがある、みたいな感じです。 ...